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2022.06.06

意外と知らない!わんちゃん猫ちゃんのアジサイ誤食に注意!

6月に入り、いよいよ梅雨の季節ですね。地域によっては、アジサイの開花も始まり、6月中旬には各地でアジサイ祭りが催されます。アジサイは比較的育てやすく、ご自宅のお庭で育てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんな梅雨の季節に見ごろを迎えるアジサイにまつわる豆知識をご紹介いたします。

 

アジサイは食べると危険!?

我々が何気なく食べている食材の中にも、わんちゃんや猫ちゃんに食べさせてはいけないものがあることは多くの方がご存じかと思います。ネギやチョコレートなどがその一例ですよね。では、身の回りにある花などの植物にも、わんちゃんや猫ちゃんが誤って食べてしまうと危険なものがあることは皆さんご存じでしょうか?

ご自宅のお庭や散歩中にぜひ気を付けていただきたいのが、今回のテーマである「アジサイ」です。

 

アジサイの有毒物質は不明?

古くから、アジサイには葉・茎・つぼみ・根にいたるまで、ほぼ全ての部位にアミグダリン(青酸配糖体)という物質が含まれているとされ、まるで定説のようになっていますが、実は今のところアジサイの毒性成分は明らかになっていません。

ただ、昔から中毒症状は多数報告されているので、わんちゃん猫ちゃんの誤食には十分気を付けてあげましょう。

 

飼い主が気を付けること

犬は土を掘り起こす修正があるため、咲いているアジサイの花だけでなく根っこにも注意が必要です。猫は拾い食いをしない子も多いですが、体をよく舐めるため、体に付着したアジサイが体内に入り中毒症状を引き起こす可能性があります。また、うさぎやげっ歯類の動物は犬や猫のように嘔吐ができないため少量でもかなり危険です。

症状が現れた時は、すでに毒の吸収が始まってしまっているので一刻も早い処置が必要となります。アジサイに関わらず中毒の症状によっては嘔吐をさせてはいけないものもあるため、なるべく自己判断は避け、かかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。

 

誤食したときの主な症状

下痢や嘔吐、麻痺、痙攣などの症状が表れ、呼吸困難や昏睡状態に陥ることもあります。また、下痢や嘔吐による脱水症状を引き起こしてしまう可能性もあるので合わせて注意しましょう。

 

食べてしまった時の対処法

口の中に残っている場合はすぐに取り出してください。水で口やアジサイに触れた部分を洗い流し、症状の有無に関わらず、すぐにかかりつけの動物病院へ受診しましょう。