BLOG
ブログ

2022.09.07

【失敗したら出血】大暴れするハムスターの爪切りが大変すぎる…Vol.50

大暴れするハムスター
爪切りをするにはどうしたらいいの?
動物病院で行っている爪切り方法をお伝えします!


獣医師・水野:ハムスターの爪切りです。爪を切ってほしいとのことで来院されたのですが、この子が結構凶暴な子でした。
通常だと鎮静をかけて爪を切るような子かな、と思います。


水野:ただ、このようにすることによって一応爪が切れます。
どうしても鎮静をかけなきゃいけないという子もいるし、絶対に鎮静をかけないでできるという話ではありませんが。


水野:手袋を噛ませています。

スタッフ:わざと噛ませているんですか?

水野:そうですね。手袋を噛ませている間に爪を切っちゃう。

スタッフ:素手で掴んでいると、指をガジガジ噛んでくるくらいの子ですか?

水野:素手で掴むと、手が血まみれになってしまいます。


水野:掴んでいる間に、他の人に切ってもらいます。
そうすると、本来鎮静が必要な凶暴で噛むような子でも、爪切りができます。


水野:ハムスターの飼育環境として、おがくずの中で飼っていることが多いです。
爪が削れにくい環境ですので、定期的に爪を切ってあげる必要があるかなと思います。


水野:爪が伸び続けると、どこかに引っかかって爪が折れたり、引っかかって足が骨折するという症例もあります。
定期的な爪切りは必要です。


水野:ただ、爪切りが必要になる子は全員ではありません。
ハムスターは回し車を回すことが多いと思います。そうすると爪が削れることが多いので、爪を切らなくていい場合も結構あります。


水野:ただ、やはり削れにくかったりするとどうしても伸び続けてしまい、
ものすごく長くなるということがあります。
爪を切る必要のある子は、定期的に切るのがいいと思います。

スタッフ:大人しい子であれば、おうちで切ることもできますか?

水野:そうですね。おうちで切っている人もいらっしゃいますね。
深爪しないようになど気をつけていただく必要はありますが、慣れれば切れるかなと思いますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。

今回の総括


水野:ハムスターの一部の子は、爪切りが必要なくらい爪が伸びることがありますので、
よく見ていただいて爪が伸びているなと思ったら、まずは動物病院に相談していただくのが良いかと思います。