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2022.01.05

カエルが怪我をしてしまったらどうすればいいの?? Vol .13

皆様はカエルなどの小さな生き物が怪我をしてしまったときに
どうすればいいかわかりますか?
今回はそんな疑問を解決するようなお話です!

メインMC・安藤:今日は、カエルが足を怪我してしまったとご相談が来たので、先生に伺っていきたいと思います!

獣医師・村井:カエルちゃんです!

安藤:はじめてですね!

村井:そうですね。

安藤:何ガエルでしょうか?

村井:アマガエルですね。

安藤:アマガエル!

村井:はい。こちら、プラスチックの容器で飼われているんですが、プラスチックの蓋で前足を挟んでしまったんですね。

安藤:あら!

村井:昨日挟んでしまったみたいですね。

安藤:昨日挟んだと。

村井:はい。右の前足ですね。

安藤:右の前足……。

村井:そう。ちょっと見にくいかな?

安藤:あ、右と左で全然動きが違いますね。

村井:そうそう。

安藤:あ、丸くなってる。

村井:そう。丸くなっていて、赤くなっているんですね。昨日の時点では、出血もしていたみたいですね。

安藤:わーお!

村井:可哀想に。

村井:レントゲンを撮りました。

安藤:カエルのレントゲン?

村井:そう。カエルのレントゲンです。

安藤:レントゲンはどのくらいの小ささまで撮れるんでしょうか?

村井:撮ろうと思えば、ものすごく小さくても撮れます。でも、アマガエルレベルはやっぱり最小ですね。

安藤:最小なんですね。

村井:レントゲンで撮った場合、骨の異常とかはある程度分かりますが、お腹の中の異常とかは、アマガエルの大きさだと、評価をするのはかなり難しいです。

村井:こういう形で撮ります。この子はおとなしいですね。基本的に麻酔をかけたりはしません。これでパシャっと撮ります。

安藤:へえー。

村井:この子の場合は、右の前足ですね。指の一部分を骨折しています。ワンちゃんや猫ちゃんで体格が大きい子なのであれば、場合によっては「手術で治しましょうか」という話になります。しかし、身体が小さすぎてそういう手術ができないです。そして、本人も足先を気にしている様子もありませんでした。ですので、今回は様子見という形になりました。

安藤:はい。

村井:そのほか、バイ菌感染とかが起きそうな場合ですね。汚い菌とかが入りそうだったりする場合は、消毒をします。

安藤:はい。

村井:あとは、折れているところがもっと肩の近くとかだったりすると、そこが原因で腕が腐ってきたりする場合があります。

安藤:おお。

村井:その時は早めに手術で、腕を落とす、断脚をする場合もあります。

安藤:落とす……。

村井:でも、この子は幸い、そういう風にはなりませんでした。

安藤:先生から見て、折れているのは……。

村井:ここです。

安藤:あ、そこが折れているんですね。

村井:ここが右の前足です。こっちが左足。

安藤:それがグーパーグーパーできるところですね。

村井:そうですね、グーパーグーパーはもうできないですね。こういう感じです。

安藤:あ、ずっとグーな感じですね。

村井:ずっとグー。体重が軽いので、この状態でも、3本の足を使って壁に張り付くことはできます。

安藤:おおー。

村井:大丈夫ですね。

安藤:大丈夫ですね。

村井:はい。

今回の総括

安藤:それでは、先生。今日のまとめをお願いします。

村井:アマガエルさんですね。野生であったりとか、子どもの時によく触れ合った動物さんのことで、動物病院を頼りにして来られることはすごく多いです。困ったことがあったら、すぐ病院の方までお越しください。

安藤:はい。

村井:お願いします!

安藤:ありがとうございました!

村井:はい! ありがとうございました。

安藤:それでは、次の記事でお会いしましょう! さよなら!

村井:さよなら!