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2021.11.26
病院にすぐ行って!犬の下痢・血便は寄生虫の疑い! vol.7
今回は「犬の下痢」についてお話ししていきます!
なんと胃腸障害は来店理由のトップ〇位!に入るほど多いんですよね!
原因と対処法について分かりやすく解説いたします!
メインMC・安藤:今回は、ワンちゃんの下痢についてお話を伺っていきたいと思います。
WOLVES HAND獣医師・山下:はい!
山下:下痢で動物病院にご来院される患畜さんは、すごく多いです。
安藤:1日にどれくらい来られるんですか?
山下:多い時は1日に3〜4件来たりしますね。
安藤:このワンちゃんの下痢の原因は何だったんでしょうか?人間だと、ぎゅーっとお腹が痛くなる原因は冷たいものを食べた時が思い浮かびますが……。
山下:そうですね。先ほど言ってくれたように、いつも食べないものを食べてお腹がびっくりしてしまって、胃腸炎を起こすことがあります。
山下:こういう「しぶり便」をする時というのは、大体大腸に炎症が起こっている時です。
山下:腸に炎症が起こる原因っていうのは、やっぱりいくつかあります。
安藤:はい。
山下:腸の中にはたくさんの細菌がいます。そのいつも保たれている腸内細菌バランスが、環境の変化・食べ物の影響で崩れてしまって下痢や血便を起こしてしまいます。
安藤:はい。
山下:腸の炎症の原因として一番多いのは、細菌バランスが崩れることです。大腸の中にポリープができたり何かできものがあったり、稀ではありますけど、寄生虫とかも。
安藤:寄生虫。
山下:そういう原因で血便や下痢を起こすこともあります。
山下:こういうウンチの姿勢をした時や、下痢をした時は、すぐに動物病院に来てもらった方がいいと思います!
安藤:検査はどういったものを行うんですか?
山下:この子の場合は何回もウンチをしています。お家でウンチしたものののうち、一番新しい便を病院に持ってきてもらうと、ウンチ検査をします!
安藤:ウンチ検査!はい。
山下:通常は顕微鏡で見る検査になります。たくさん量があると、1gくらいでできるんですが寄生虫の検査もできます。なので、できれば病院に来てもらう時には、実はウンチを持ってきてもらうと病院は助かるんですよ。
安藤:その検査は1日で、その日にすぐ結果が出るんですか?
山下:そうです。
山下:そういう検査を病院の中でして、その時に「この子のお腹の中でどういうことが起こっているのか」が即座にわかりますので、治療方針が決まっていきます。
安藤:なるほど。
山下:はい。
安藤:最悪、その検査で何かあった時はどういった対応をするんですか?
山下:そうですね。通常の場合は顕微鏡でウンチを覗いて、どういう細菌が悪さをしているかとか、「原虫」とか。
安藤:原虫と言うのは?
山下:原虫とは、ウンチの中に潜んでいる寄生虫です。そういうのが悪さをしていないかっていうのが、顕微鏡で見つけることができます。
山下:お薬としては内服薬で治療をしていきます。大体2〜3日で良くなることが多いので、それで様子を見てもらうということが多いですね。
安藤:なるほどなるほど。
山下:それでも治らない場合や症状が続いている場合は、次の検査を踏み切ったりします。
安藤:似たような症状が出た場合は、一度病院に連れてきていただくということですね。
山下:そうですね。ウンチと一緒に。
安藤:ウンチと一緒に(笑)
山下:はい(笑)
安藤:ありがとうございました!
山下:ありがとうございました!
今回の総括
安藤:それでは、今回のまとめをお願いします。
山下:ワンちゃんたちが下痢をしたり血便が出たりした時は、一番新しい便を動物病院へ持ってきてもらって、病院で適切な検査・適切な治療をしてください!
安藤:ありがとうございます!
山下:ありがとうございます!
安藤:また次回の記事でお会いしましょう!さよならー!
山下:はーい。さよならー!