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2021.11.12
感染注意!ハムスターの皮膚炎は人にも移る!vol.3
ハムスターが体を掻きむしっている?!
今回は脱毛の原因とその治療法について
解説していきます!是非ご覧ください。
獣医師・山下:ハムスターちゃんですね。
メインMC・安藤:めっちゃ痒そうですね。
山下:うん。オーナーさんの一番困っていることは、とにかく掻く、めちゃくちゃ体を掻くということで病院に来られました。
安藤:はい。
山下:このハムスターさんは2歳2ヶ月の子なんですね。
安藤:はい。
山下:ジャンガリアンハムスターさんで2歳2ヶ月だとかなり高齢ですね。平均寿命は大体2歳前後と言われているので、すごく頑張っています。食欲は問題ないんですが、このまま痒みが悪化すると食欲も危ないです。
山下:胸の方と右の後ろ足の付け根もかなり痒くなっています。
安藤:全体的に痒そうですね。顔から足まで。
山下:そうそう。
山下:「セロハンテープ検査」と言って、皮膚についている細胞や毛を採って、特殊な染色をして顕微鏡で見るという検査をしました。
安藤:むしっているわけではないんですね?
山下:はい。
山下:これは別の検査で、鉗子でむしっています。どういう検査かというと、カビが皮膚で繁殖してしまうことがあるんです。ヒトの水虫と同じ種類のカビがいるんですけど、そのカビがハムスターさんだけではなくて、ワンちゃんやネコちゃん、場合によっては人に感染することもあります。
安藤:はい。
山下:今回この子は、カビではありませんでした。このカビは毛に感染するので、ヒトの場合はあまり悪化しません。毛がある動物の方が、「皮膚糸状菌症」が悪化します。
安藤:もしこの子がカビだったら、人間にも感染るんですか?
山下:感染る、だからこのカビの検査は、動物の皮膚病で非常に意義があります。この子はカビじゃないからあまりカビにスポットを当てても仕方がないのですが。
安藤:確かに(笑)
山下:あとこのカビの検査は時間がかかります。1〜2週間後に検査駅がピンク色になっていると、カビがいますよということになります。
山下:さっきとったセロハンテープ検査を見ましょう。
安藤:これはすぐに結果が出ますか?
山下:そうそう。これは見たらすぐに結果が出ます。
山下:すこし菌が多いです。菌を倒すための細胞も寄ってきているので、細菌感染性の皮膚炎が起きていると言えますね。この子の場合は抗菌薬と、炎症がかなり強かったので炎症を止めるためのお薬、ステロイドを処方しました。
安藤:はい。
山下:1週間後に検診に来てもらった時には、かなり痒みが治っていました。ここからステロイドの量などを減らしながら、本人の状態を見ながら薬をなくしていきます。増えている菌は特別な菌ではなく、皮膚の表面にいる「ブドウ球菌」です。
安藤:分かります!アニメで見ました(笑)
山下:わかる?すごいね(笑)
安藤:どの菌が悪さをしているんですか?このツブツブってなっている菌ですか?
山下:そう、これです。
山下:「好中球」っていうのは、球菌を倒すための白血球です。白血球はわかる?
安藤:白血球分かります!
山下:おおーすごい。
安藤:アニメで見ました(笑)
山下:アニメで見た?アレ?もしかして、赤いやつと白いやつが出てくる?
安藤:大好きです、アレ。
山下:何の話やったっけな?(笑)基本的に細菌感染性の皮膚炎は何もなくてならないんです。何か原因がありますが、何だと思います?
安藤:もし倒すのであれば……外から何かが入ってきたとか?
山下:倒す?!ああ、そうね(笑)外から何かが入ってくる。傷があってそこから入ってくるんですね。それもアニメで見た?
安藤:はい(笑)
山下:そのシーンがあることを僕も知ってるから(笑)
山下:その菌が入ってくる隙間が何でできるんだろうって話です。例えば外傷ですね。ハムスターさん同士の喧嘩とか。
安藤:ああー。
山下:あとはアレルギーですね。
安藤:アレルギー。
山下:ヒトでもあるアトピーとか、食物アレルギー。あとは免疫力が弱っているとか。
安藤:はい。
山下:この子の場合は、免疫力が弱っている可能性があると思います。年齢が高齢だから。なので多分そこかなということと、あとはアレルギー疾患。かなり痒みがひどいので。その点を注意しながら、今後管理をしていくのがメインになってくるかなと思いますね。
安藤:ハムスターって齧歯類なので、噛む力が強いイメージがあるんですが。
山下:強いね。
安藤:それで自分をガッと噛んでしまって菌が入ってしまうことも?
山下:あるある。ちょっと痒いだけなのに、少し掻くことがなかなか難しかったりすると、噛みちぎってそこから悪化することがよくあります。高齢の子は特にあります。
安藤:今お尻あたりの毛がなくなって身が出ているように見えますが?
山下:あれはかさぶたです。少し出血をした後ですね。今は出てなかったですが。
山下:処方した抗菌薬とステロイドは、両方飲み薬です。
安藤:飲み薬は錠剤ではなくて液体ものものですか?
山下:液体です。甘くして出すことが多いです。
安藤:やっぱりハムスターちゃんは甘いのが好きなんですね。
山下:そうですね。ハムスターはみんな甘いのが好きですね。
安藤:みんな甘いのが好きなんですね!
山下:僕も甘いのが好きですね。
安藤:そうなんですね!(笑)
今回の総括
安藤:それでは本日のまとめをお願いいたします!
山下:はい!ハムスターさんの皮膚病の話でしたね。ハムスターさんは噛む力や舐める力が結構強いので、掻いている場合は早めに病院に来ていただかないと悪化してしまいます。もしちょっと様子がおかしいなと思ったら、すぐに来院をお願いします!
安藤:ありがとうございます。
山下:ありがとうございます。
安藤:それでは、チャンネル登録とグッドボタン、よろしくお願いします!次の動画でお会いしましょう!さよなら!
山下:さよなら!