動物医療の進歩や生活環境の変化に伴い、現在犬や猫の寿命が延びており、それに伴い高齢化による様々な病気がよく見られるようになっています。
その中でも心臓病、特に僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁粘液腫様変性とも呼ばれます)は犬種によっては高率で発生する病気であり、進行することにより心不全から死に至る病気です。
過去から現在に至るまで、 僧帽弁閉鎖不全症に対しては内科治療が主となっておりますが、内科治療では変性してしまった心臓を元に戻すことはできず、進行を遅らせて臨床症状を緩和することが目的となっております。
しかし近年、人間同様に犬でも心臓外科の術式・技術が発展し、外科手術により変性した心臓の構造を修復することが可能となってきており、施術可能な動物病院も徐々に増えております。
ただし心臓外科に際しては非常に高度な知識・技術や専門機器が必要になるため、残念ながら沖縄県においては現時点(2023年6月1日現在)で心臓外科を行う動物病院は存在しておりません。
そのため、心臓外科を行うには関東や関西などの専門動物病院を受診する必要があり、飛行機や船による移動で動物にストレスを与えるというリスクが存在します。
そこで当院では大阪の動物心臓血管ケアチーム(JACCT)と提携し、JACCTより医療チームを招聘して県内で心臓外科手術を行う体制を構築いたしました。
手術により動物が元気になり、場合によっては投薬が不要になることで、動物だけではなくご家族の幸福度も増すことを期待し、多くの方に手術をご検討して頂きたいと思っております。
ご興味のある方は当院スタッフにお問い合わせください。
WOLVES HANDグループ 沖縄各医院
豊見城動物高度医療センター
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