病気について

皮膚炎

皮膚病の主な原因は大きく3つに分かれます

今回は日頃来院される患者様の中で多い症状の一つである『皮膚炎』についてお話します。
皮膚炎になると、患部が炎症を起こし痒みや痛みを伴い時には脱毛、発赤を認める場合もあります。皮膚病で痒みや痛みがひどくなると、わんちゃんやねこちゃんはいらいらしストレスが溜まってしまったり、気が立ってしまう場合もあります。このような辛い症状が悪化しないように早期に発見し、治療を心がけることが大切です。
皮膚病の主な原因は、大きく3つに分かれます。
① ノミやマダニなど外部寄生虫によるもの
② カビや細菌感染によるもの
③ 環境(アトピー)や食物アレルギーによるもの
この3つの原因が単独または重複して皮膚に炎症を起こします。

皮膚炎は身近な病気ですが症状や年齢などにより検査や治療に時間がかかる場合があります。また治療には、ストレスや食生活の管理、頻回の検診など飼い主様の理解と長期的な協力が不可欠です。
今回お話しした皮膚炎はわんちゃんねこちゃんの見た目や動作の変化などで飼い主様が気付きやすい病気です。痒がっているけど大したことないかな?この子は皮膚が悪い子だからしょうがないと判断せずにいつもと違った動作が見られたときは早めに当院にご相談ください。

※また、皮膚が乾燥していると皮膚バリアが低下し、アレルゲンや病原体が簡単に皮膚に侵入しやすくなるので、皮膚の乾燥している時にはセラミドなどの保湿成分を付けることをおすすめしています。

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