病気について

外耳炎

飼い主様がもっとも気づきやすい病気の一つ

今回は、身近な病気『外耳炎』についてお話します。
外耳炎になると、外耳道(耳の入り口から鼓膜までの穴)に炎症を起こして耳が腫れて赤くなったり、臭いのある耳垢がたまります。
また、かゆみや痛みをともなうため、耳をかいたり頭を振ったりします。

外耳炎の原因は、耳垢の中での細菌や真菌の増殖、耳ヒゼンダニの寄生、アトピー性皮膚炎および脂漏性皮膚炎などの全身性の皮膚病など、様々です。
また、耳の中に毛が多く生えていたり、耳たぶが垂れていたりすると、通気性が悪いせいで耳の中がじめじめし、外耳炎になりやすくなってしまいます。定期的にトリミングサロンや動物病院で毛を抜くなどのケアをしましょう。
外耳炎の治療には、耳の洗浄と外用薬が効果的ですが、あわせてその原因を考え、取り除いてあげることがとても大切です。

今回お話しした『外耳炎』は、臭いや耳垢、耳の赤みなど、外からでもわかりやすく、飼い主様がもっとも気づきやすい病気の一つといえます。
おうちでのコミュニケーションの一環として、日ごろからお耳に触れたり、お耳の中をのぞいたりしてあげることで、外耳炎を早期に発見したり、お耳を触られることに慣れてしっかりとした治療ができるようになります。

※家庭での綿棒を使った耳掃除は皮膚を傷つけたり、耳垢を奥に押し込んでしまう場合もあるので、綿棒の使用は避けてあげてください。

外耳炎かな?と思ったときは、お気軽に当院へお越しくださいね!

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