リハビリとは

 リハビリテーションとは「再び適した状態にしてあげること」という意味で、機能を回復させ、生活の質を向上させることを目的としています。
 障害を受けた箇所を完全に元に戻すことはできませんが、リハビリを行うことで疼痛緩和や腱・関節の柔軟性を高め、神経刺激による機能回復を促すことで、今の生活を少しでもより良く向上・維持していきます。

リハビリの種類

 リハビリにはマッサージ療法や運動療法、物理療法などに大別されます。

1.マッサージ療法

 マッサージは筋肉や軟部組織をやさしく手で触る方法で、痛みを和らげたり、筋肉の張りを改善したり、血流を良くしたり、身体的にリラックスさせる効果があります。
 マッサージには、「ストローキング・マッサージ」、「ニーディング・マッサージ」、「フリクション・マッサージ」、「パーカッション・マッサージ」、「シェイキング・マッサージ」などがあります。

2.運動療法

 運動療法とは、実際に体を動かすことによって症状の回復を促してあげる方法になります。
 この運動療法には、人が体の一部を動かしてあげる「他動的運動療法」、人が補助しながら動物自身が運動をする「補助的運動療法」、人の補助を必要とせずに動物自ら運動をする「自発的運動療法」に分けることができます。

3.物理療法

 物理療法とは、電気や超音波、レーザー、温熱などを利用して症状を緩和させる方法です。
 主に痛みのコントロールや神経刺激、筋力の回復を期待して使用されます。