損傷や障害に対して近赤外線を照射すると、細胞内のミトコンドリアに作用して、細胞が活性化します。この作用をフォトバイオモジュレーション効果と言い、その部位の組織の治癒促進や疼痛緩和を促します。

効果

  • 疼痛緩和
  • 炎症抑制
  • 組織治癒
  • 血管拡張や血管再生
  • 神経機能の改善

適応症例

関節、整形疾患

・関節炎 ・骨折手術などの術後 ・浮腫 ・十字靭帯損傷

神経疾患

・椎間板ヘルニアなどの椎間板疾患 ・変形性脊椎症 ・末梢神経の損傷

口腔内疾患

・口内炎 ・歯肉炎 ・歯周病

皮膚疾患

・創傷 ・術創 ・皮膚炎 ・外耳炎 ・耳血腫 ・肛門嚢炎

その他

・鼻炎 ・膀胱炎

実際の治療

 治療において、レーザーのみで行うことはありません。外科的な治療、内科的な治療を行い、それに加えてレーザー治療を行います。状態によっては内服薬のみではほとんど改善の見られなかった怪我が、レーザー治療を行うことで劇的に改善が見られた例もあります。
 外科的・内科的治療の補助として、または外科的・内科的治療で改善が思わしくない場合の打開策として、レーザー治療をお勧めいたします。

積極的
急性期などは積極的にレーザー治療を行います。毎日や2日に1回レーザーを当てます。
過渡的
慢性疾患などは週に1回から2回レーザー治療を行います。
維持
必要に応じて、月に1回程度レーザー治療を行い、維持を行います。